自然が脳に与える好影響
2017-01-19 19:56
医療法人案浦クリニック
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アメリカのスタンフォード大学の研究チームは、38人の被験者に広い公園か繁華街を90分間歩いてもらい、散歩前後の脳の状態を調べた。公園を歩いた被験者では気分が落ち込んだ原因を繰り返し自問することに関連した脳の部位で活動が低下した。一方繁華街を歩いた被験者ではこの部位の脳の活動は低下しなかった。つまり、公園を散歩した被験者は自分を責めることが少なくなったが、繁華街を歩くことでは自分を責めるという感情を少なくすることができなかったということである。さらに言えば、ストレスや精神的疲労を軽減してくれるものは繁華街のネオンではなく夕暮れや水の流れや空中を舞うチョウなどの自然である。このような自然が脳に与える好影響の研究結果を参考に、「自然療法」として今後の認知症治療の治療法として取り入れていきたいと考えている。
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